結婚後の男女の役割

ペアになった染色体にはそれぞれ通し番号がつけられていますが、最後の二三番目は性染色体といって、性を決定する染色体です。性染色体は男性がXY、女性がXXの組み合わせになっており、それによって男女の性の違いが決まります。これは卵子と精子が受精するとき、卵子はX染色体しか持っていませんが、Y染色体を持った精子を受精すればXYに、X染色体を持った精子を受精すればXXになります。そして次に、男性の場合は精巣が、女性の場合は卵巣ができて、そこから男性ホルモン、女性ホルモンがそれぞれ分泌され、それが外性器や乳房といった男女の身体的特徴を形成するもとになります。もちろん男女の違いは、こうした生物学的な「セックス」の違いによって決められますが、人間が成長する過程において、後天的につくられる社会的、文化的な男女の役割によっても決定されます。結婚後の生活で問題が発生し、解決しようとすると、また別の問題が出てくるかもしれませんが、←ここで相性ピッタリの結婚相手を見つければそんな心配は少しで済むでしょう。たとえば、〃男だったら男らしく〃とか、〃女の子はつつしみ深く″といったような、性によって社会の中で求められる役割期待によってつくられた「性別」を「ジェンダー」といいます。これは、家庭や社会環境、あるいは文化的な要因と相関します。フランスの思想家、シモーヌ・ド・ボォーヴォワールが書いた『第二の性』の中に、「女は女として生まれるのではなく、女になるのだ」という名文句がありますが、これこそまさにセックスとジェンダーの違いを言いあらわしているのです。

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